#03:悔しさをバネに努力し、視点はグローバルに

No.03 グローバルな起業家になる。エリート街道を飛び出した男の挑戦。

中澤さんのインタビュー#03です!
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ビジネスを学ぶための活動に注力

– 一橋ではどのようなスタートだったんですか?

ビジネスを学ぶつもりで一橋に進学していたので、そのための活動がメインでした。

1年生時点から、起業やベンチャーに近しい先輩の話を聞いたり、起業家に連絡をとって会いに行ったり。

起業家は直接の知り合いがなかったので、OB名簿から調べて手紙を書いたり、MixiやTwitterで連絡をとったりして会いに行きました。

そんなわけで、当時はあまり勉強熱心ではなかったんです。
まず、経済学の学術的な内容が、あまり実ビジネスに結びつく感じがしなくて落胆した記憶があります。

更には学生時代に出会ったとある起業家の方が、大学の授業は全然役に立たないと言っていたのを聞いて、それを真に受けまして。。。

今振り返るとちょっと浅はかだったなと思います。
学問をきちんと修めれば、いくらでもビジネスで活用できたのに。

中澤さんの写真
中澤亮太|Ryota Nakazawa。一橋大学経済学部在学中にレアジョブにてインターンシップ、イリノイ大学への1年間の留学を経験。2015年に卒業後、レアジョブのブラジル事業の立ち上げを経て2017年に起業。現在は仏企業アゴライズのオープンイノベーション事業の日本展開を手がける。

起業家部に所属

– 1年目から相当意識高いですね

確かに、相対的には活動的な方でしたね。

東大に落ちた悔しさもあったと思います。
見返してやろうという気持ちは少し持っていました。

大学の先輩が起業家部を立ち上げたので、僕も誘われてそこに入りました。
”部”とはついていますが、正式な部活ではなくサークルに近いものです。

iPhoneや電話回線の販売や、社長や起業家の話を聞いて記事にする等の活動をしていました。
当時の起業家部のメンバーは半分以上が、今では実際に起業しています。

このときのメンバーは今でも交流があり、とても良い出会いでした。
後に僕の人生に大きな影響を与える事になる、レアジョブ の社長ともこの時出会いました。
2010年のことです。

※レアジョブはオンライン英会話を手がける日本のベンチャー企業。

起業家部で運命の出会い

– 後に入社し、ブラジル事業を立ち上げる事になる、レアジョブの方とは起業家部で出会ったんですね

当時手当たり次第話を聞くために、起業家を探していた所、Mixiで彼が一橋のOBである事を知り、連絡したんです。
そしたら快く会ってくれて。

僕はかなりアホだったので、ストレートに”ベンチャーで成功したいんだけど、どうしたらいいですか?”って聞いたんです。

そしたら、シンプルに

”ベンチャーで働くのが一番。いきなり創業するのはノウハウも金もいるし、難しい。レアジョブもベンチャーだし、まずうちで働いてみたらどう?”

と返されたんです。

レアジョブは当時、まだ知る人ぞ知る会社で従業員も10名程。
既に活躍している先輩インターン生が裁量を持って様々なプロジェクトに参画している状態でした。

確かにそれなら、ベンチャーでの仕事も学べるし、面白そうだぞと思って快諾したんです。

インタビュー中の中澤さん

レアジョブでビジネスの面白さに触れる

– レアジョブではどのような仕事をされたんですか?

僕はエンジニアではなかったので、いわゆる事業系の仕事が中心でした。
大学生である事を活かして、学生インターンの募集をしてエンジニアの卵の採用活動なんかをやっていました。

ずっとやってみたかったビジネスの世界に入れたので、全て新鮮で、とても面白かった事を覚えています。

そして、大学1年生が終わると同時に、1年間休学してレアジョブで仕事をする事に決めたんです。
レアジョブから誘われたわけではなく、自分から申し入れました。

社長自身も学生時代に休学して世界一周とか、ベンチャーで仕事をしていた期間があったので、僕もやってみようと。

一橋は休学費用が発生しない大学だったのでコストもなく、リスクもないなと。
そして、2年生で1年間休学することに決めました。

下積みを経て、やりたかった営業へ

– 休学してガッツリ1年間働いたんですね。

2011年4月から2012年3月まで丸1年レアジョブで働きました。

始めの3ヶ月間は、レアジョブの業務を学ぶためにカスタマーサービスを担当しました。
オンライン英会話事業について勉強しながら、毎日深夜まで顧客対応のチャットをしていました。

3ヶ月たち、レアジョブのサービスの事はある程度分かる状態になってから、もっと実ビジネスを学びたいと思い、営業を担当させてもらいました。
売上をつくるのは営業の仕事であり、売上をつくる事を体感したいと思ったんです。

ちょうどレアジョブが法人向けのサービスを開発していた所だったので、法人営業、マーケティング、営業管理を中心に担当しました。

また法人営業の中で、スピーキングテストの必要性が分かり、途中からその開発の支援にも携わりました。

法人の場合は自社の従業員の英語力向上のためにコストを払う事になります。
従って、個人の場合と異なり、従業員がレアジョブで英語力が向上したと定量的に示すためのテストが必要だったんです。

インタビュー中の中澤さん

必死に食らいついた1年間

– うまくこなしているような印象ですが、苦労はあったんですか?

うまくも何も、苦労だらけでしたよ!!

僕は、当時大学1年生の若造であり、右も左も分からない訳です。

でもレアジョブはベンチャー企業だったので、一々面倒を見るほどの余裕もない。
言われた事をやるのは前提として、自分で課題を見つけて仕事を作る必要があったんです。

とにかくがむしゃらに働いていました。
毎日深夜まで仕事や勉強で。

実は、忙しすぎてあんまり当時の事を覚えていないんです。笑

カスタマーサービスでも、営業でも分からない事だらけで、社員さんにたくさん迷惑をかけました。
みなさんも自分の業務で忙しいはずなのに、聞けば教えてくれてとても助けて頂きました。
多分、僕が知らないところでも、めちゃめちゃフォローしてくれていたと思います。

今でもレアジョブ時代の先輩や上司とは連絡を取り合います。
こういう繋がりができるのは、インターンシップの醍醐味でしょうね。

インタビュー中の中澤さん

初めて目線はグローバルへ

– レアジョブで働くと、英語力が結構求められそうですね

そうなんです!
オンライン英会話を売りに来る営業なんで、喋れたほうが説得力あるじゃないですか。

また、レアジョブの講師はフィリピン人の方なので、当然会話は英語です。

なのに僕は全っ然英語ダメで。笑
受験英語はそれなりにできたんですが、喋れなかったんです。
レアジョブの仕事の関係でフィリピンに出張した時も、全く英語の会話についていけなくて。

”これはやばいぞ”、と。
危機感がこの時は原動力になりました。

そして、今はレアジョブのインターンに集中して、その後英語を勉強しようと決心しました。

実際、営業をする中で、日本企業の英語力がいかに低水準にあるか、それがどれだけディスアドバンテージになるのかを痛感していました。
”これからどんどんグローバル化する世界で生き残れないぞ”と。

初めて僕の目線が日本を超えてグローバルになった瞬間です。
これまでは暗に日本の枠の中でしか思考していなかったので、とても大きな気づきでした。


#00:グローバルな起業家になる。エリート街道を飛び出した男の挑戦。
#01:内気な少年から、ガキ大将へ
#02:運動会、彼女作り…。何事もチームで戦略的に取り組んだ高校時代
#03:悔しさをバネに努力し、視点はグローバルに
#04:英語は本当に苦手だった。1年をかけた留学準備
#05:留学を経て定まった方向性。グローバルな起業家になると決めた
#06:就活はやめて自分の将来と向き合う
#07:社会人、1年目。単身、ブラジルで事業開発
#08:気軽に起業するも、本当に苦労した。香港で出会ったオープンイノベーション
#09:確信した、日本人のポテンシャル。若いうちから世界を見る事で、視野を広げよう