#02:”XXぽくない”独自路線に生きがいを見出す

No.01 自分の存在意義を感じる喜び。ベンチャー企業というキャリアの選択肢。

新卒Retty2期生、諏訪さんのインタビュー#2です!
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理科大ぽくない事が生きがい

– 念願の上京後はどのように過ごされたんですか?

前回お伝えしたとおり、山梨の田舎で育ち、念願の上京だったので、はじめは何でもやってましたね。

カフェバイト、イベントスタッフ、テレビ局・・・。

何というか、理科大の枠に収まっておきたくなかったんです。
高校時代までもそうでしたが、何か新しい事に常に挑戦したくて、ここでも普通に授業を受けるだけでなくいろいろやりました。

理科大生って、”The理系”みたいなイメージをもたれやすいんですが、僕はそれから外れたかったんですね。

”理科大ぽくない”と言われるのが嬉しいみたいな。笑

こういう多くの人が迎合する集団の同調圧力というか、レッテルというか、ブランドというか…
とにかく”理科大だからThe理系”とか”山梨大学出て地元企業に就職する”みたいな、一括に見られるのがいやでしたね。
みんなと違うぞという意味で、”XXぽくない”事を重視していました。

この頃はあまり学業に熱心ではなく、大学の外でなにかいつもやっている感じでした。

でも、大学1年の頃にいわゆる普通のバイトは経験し尽くし、大学2年からは他のことやりたいなと思っていました。

諏訪さん写真
諏訪尚杜|Naoto Suwa。東京理科大学在学時より、ベンチャー企業でのインターンシップで高い営業成績を残し、他インターン生のマネジメントを経験。2015年に大学卒業後、新卒で実名型グルメSNS運営会社Retty入社、営業、営業企画を経て、取材時点で責任者として新部署立ち上げを指揮。

理科大ぽくなる

– さすがの好奇心ですね。笑 大学2年は何を始めたんですか?

大学2年生は一転、勉強に打ち込むことになります。
ちょっと理科大ぽくなりました。笑

理科大では、大学2年次に、ゼミの選択があり、それがきっかけでした。
そこでコーポレート・ファイナンスを専攻したんです。

そして、”コーポレート・ファイナンスめっちゃおもしれーじゃん!”と思ってめっちゃハマったんですね。
ゼミの時間関係なく、図書館で本を読んで勉強していました。
※コーポレート・ファイナンス:一般的には企業価値を最大化するための資金調達・管理等の財務的な活動をコーポレート・ファイナンスと呼ぶ。

山梨を出るときに、”東京に行って広い世界でエリートになるぞ!”と意気込んでいたので、漠然と田舎でも認めてもらえる大企業に就職する事を目標にしていました。

コーポレート・ファイナンスの知識は企業経営にダイレクトに活かす事ができるものだったので、専攻したのですが、それ自体が面白くてハマってしまいました。

社会に目を向け、再び理科大ぽくなくなる

– その後もコーポレート・ファイナンスの勉強に注力したんですか?

いえ、それが勉強に注力したのは1年だけです。笑

2年生の頃、勉強しながら、常に”これは仕事に活きるのか”、”仕事している人は何か考えているのか”と考えていました。

そして、会社で働いてみたいと思うようになったんです。
専攻していたコーポレート・ファイナンスを活用して仕事してみようと思って、インターンシップを探しました。

大きな会社で学生が財務に携わる事はできないと思ったので、小さいベンチャー中心に探しました。
はじめはフィンテックベンチャーを探していたのですが、全然見つからず、最終的に小さい資産運用コンサルティング会社でインターンを始める事にしたんです。

この頃は、とりあえず大学卒業したら大手に行くのが正義だと思っており、ファイナンスを学び、ベンチャーで金融の実務を知っていれば、就活有利になるだろうと思っていました。
また、実は大学でもバレーボール続けており、体育会部活パワーも有り、これは就活最強だぞと。笑

これが、大学2年の秋頃ですね。

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営業適性を知る

– なるほど、このあたりからベンチャーが諏訪さんの人生に入ってくるわけですね

はい。
ここでベンチャーの空気感とか、働き方とか、楽しさを知りました。

当時インターンシップで参加した資産運用コンサルティング会社(仮にW社とします)は、当時正社員4名、インターン生5名という小規模な会社でした。

なので、いきなりめちゃくちゃ雑に仕事振られるんですね。
リストを渡されて、いきなり”1日300件営業電話かけろ”みたいな。

しかも、全然話聞いてくれなくて。笑
”資産運用コンサルティング会社ですけど、XXさんですか?”って電話きたら怖いですよね。普通に考えて。笑

なので、300件電話して、1件アポイント取れると褒められる。
基本門前払い。
電話をぶち切られなければ、みんなで盛り上がるという異様な光景でした。笑

それでも、僕は結構営業向いていたみたいで、本を読んだり社長や社員にもらったアドバイスを参考にしながら電話していたら、結構アポイントが取れたんです。

そうしたら、みんなが褒めてくれるので、また頑張るという良いサイクルが回っていた感じです。
社長含む社員の方々は、めっちゃ褒めて育ててくれた感じですね。

結果を出すと褒めてくれて、どんどん新しい仕事を振ってくれるので、純粋に楽しかったですね。

でもめっちゃ忙しくて、大学3年のこの頃は、理科大の体育会バレーボール部のキャプテンだったので、部活週4日、インターン週3日生活でした。
充実していて楽しかったんですが、忙しすぎて彼女に振られたり。。。笑

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不動産事業再生プロジェクトで大活躍

– めっちゃ充実してますね、羨ましい。笑 諏訪さんは営業でうまくいっていたとしても、ベンチャーの中でもメチャクチャな部類じゃないですか?笑

そりゃもう滅茶苦茶でしたよ!笑

たくさん電話しても基本門前払い、時にはお客さんから怒鳴られ、ブチ切れられる営業スタイルだったので、めっちゃきつくて、インターン生も1ヶ月単位でどんどん入れ替わっていました。

こんな会社にインターン来るくらいなので、意識高い学生ばっかりだったんですが、全然持たなかったですね、

大学2年秋ごろに始め、大学3年が終わる頃には、10名位だったインターン生は僕を含めて3人にまで減っていました。

ちょうどその頃、インターン生3人で不動産事業を立て直すというプロジェクトが始まったんです。

一人は、僕の一つ上の大学4年の先輩。
もうひとりは、証券会社の投資銀行部門で3年くらい働いた後、MBAに行く前の勉強期間でバイト代わりにインターンしている方で実務経験もお持ちでした。

大きく立て直すために、”ミッション・ビジョンの整理”、”インターン生増員とマネジメント”を3人で推し進めました。

ミッション・ビジョンの整理

不動産事業って要は不動産を売りつける仕事なので、見ようによっては普通に怪しいわけです。笑
なので、怪しくないよ、まっとうな商売だよと思ってもらうために、建前がめっちゃ重要なわけです。

そこで、不動産事業のミッション・ビジョンを改めて定義し直し、建前を慎重に作りました。

同じように社内のインターン生に動機づけのために、ミッション・ビジョンに整合したクレドを作成しました。
※クレド:行動規範、行動指針。

クレドに記載されている事を指針にして日々仕事をすればいいので、だいぶ動きやすくなったと思います。

インターン生増員とマネジメント

予算を達成し、事業を再生するためには、それだけの営業人員が必要です。
そのため、改めて営業としてインターン生を雇って戦力にする事にしたんです。

確か、半年で20人位に増やしたと思います。

これまでのやり方だと1ヶ月で辞めてしまうので、僕ら3人でめっちゃインターン生のケアをしました。
営業方法を指導したり、困っていたら声をかけたり、とにかく細かくケアしていましたね。

4年生の先輩は、途中卒業してしまったので、それからは元証券会社の方と2人でマネジメントしていました。

そのお陰か、4年生の半ば頃から徐々に予算を達成し始めたんです。

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社長にブチ切れられる

学生ながら事業の再生を任され、成功させたんですか!

と、思うじゃないですか。
確かに部門としては予算を達成し始めており、順調でした。

でも、4年の半ば頃に僕は社長に、めっちゃブチ切れられたんです。
”周りをちゃんと使え”と。

はじめ全然意味がわからなくて。
インターン生のケアしてるし、なんで数字出してるのにこんな怒られるの?と。

で、理由がわからないので同じようにやっていると翌月も怒られる。また翌月も怒られると3ヶ月連続で怒られ続けていました。笑

営業会社だったので、ノルマの達成状況がグラフで張り出されていたんですが、途中から僕は名前を消されたんです。笑
ずっとトップクラスだったのに…。

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マネジメントの意味を学ぶ

– それは精神的にきつそうですね…。

きつかったですね…。
ずっと褒められて育ったので、大きな挫折経験でした。

それでも、3ヶ月怒られ続け、ようやくわかったんです。

当時僕はリーダーを任されていたにも関わらず、プレイングマネージャーだったんです。
自分で営業して、自分で数字を作る事にも大きな労力を割いていました。

でもそれはリーダーの役割の本質ではない。
リーダーの本当の価値は、人に任せ、裏から支え、自分より優秀な人間を何人作れるかにかかっているんだと。
僕は自分が稼ぐというプレーヤー目線と、自分より優秀な人間を作るマネージャーの立場が混ざってしまっていたんです。

それに気づいてからは、人の育成により注力するようになりました。

そして、人に任せ、育てた方が、僕一人がめっちゃ頑張る以上に、会社の業績が上がり、世の中にインパクトが出せる事に気づいたんです。

これはめちゃくちゃ大きな気づきでした。
僕個人が結果を出す以上に、社会にインパクトが出せる方法があるんだと。
これは後々、Rettyで働く中でもめちゃくちゃ活きた経験です。

更に、僕のマネジメントの結果が、”会社全体・社会にインパクトを出せている”という僕自身の影響力の大きさを感じられた事も後々の意思決定の軸になる、大きな経験でした。

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社会人と学生の溝が埋まる感覚

深い気づきですね…!

この気づきだけでも、このインターンシップやってよかったと思っています。

他にもいいことはあって。

社会人と学生って、見ている景色も、使う用語も全然違くて、大きな溝があるなと思っていたんです。
それは、今でも思っています。

このインターンシップを経験して、当時学生だった僕からすると、その溝が埋まっていく感覚があったんです。
実際に仕事を経験したというのもありますし、社長が知り合いの日経大企業の部長さんとかを招いた勉強会をたくさん開いてくれて視野が広がったというのもあります。

この溝を学生のうちから少しでも埋めておくと、後々まで影響する大きな気づきが得られるんじゃないかなと思います。


#00:自分の存在意義を感じる喜び。大企業を蹴って選んだ新卒ベンチャーという選択肢
#01:学年唯一の東京志望。自分で道を切り開く
#02:”XXぽくない”。独自路線に生きがいを見出す
#03:就活無双するも、大手の内定を蹴ってRettyを選んだ理由
#04:挑戦し、結果を出し続ける。僕がベンチャーにハマる理由