#03:就活無双するも、大手の内定を決定Rettyに決めた理由

No.01 自分の存在意義を感じる喜び。ベンチャー企業というキャリアの選択肢。

諏訪さんのインタビュー#01です!
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エリート志向は根強く、インターン先への就職をやめる

– それだけインターンでも成果を出していたら、そこで働こうとは思わなかったんですか?

ちょっとだけ悩んだんですよね。実は。
やっぱり結果出していたし、社長もいい人だったし、居心地は良かったので。

でも改めて将来を考えると、ここで働く決断はしませんでした。

大きな理由としては、ベンチャーが楽しい事は今回経験して理解した。
自分に合っているとも思った。

でも、大手の事は何も知らないわけです。

“”実際に経験せずに、何も知らずに意思決定してもいいのか?””という葛藤があり、このベンチャーで働く決心はしませんでした。
経験してみたら、大手のほうが面白い事だってあり得るじゃないですか。

まあ、当時はまだ、東京のいい大学を卒業して大手で働く、いわゆるエリートへのあこがれも捨てきれなかった事も事実ですが。

そんなわけで、普通に就活する事にしたんです。

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諏訪尚杜|Naoto Suwa。東京理科大学在学時より、ベンチャー企業でのインターンシップで高い営業成績を残し、他インターン生のマネジメントを経験。2015年に大学卒業後、新卒で実名型グルメSNS運営会社Retty入社、営業、営業企画を経て、取材時点で責任者として新部署立ち上げを指揮。

就活無双

– インターンで結果を出して、体育会バレーボール部のキャプテンだと就活めっちゃ強そうですね。

手前味噌ですけど、かなりうまく就活は進みました。

先程軽く触れたとおり、実際に経験して、ちゃんと理解してから出ないと意思決定できない性分だったので、はじめのうちは業界や職種問わず、色んなところを受けていました。

W社でのインターンと体育会バレー部と並行して、3年生から就活を始めていた意識高い学生だったので、説明会や選考につながるインターンにたくさん参加する形で理解を深めていきました。

メガバンク、大手日系SIer、日経コンサル、メガベンチャー、人材系、、、etc

結果的に、インターンでのパフォーマンスを評価して頂き、いくつか内定を頂きました。

実際、W社でのインターンでの成果と体育会キャプテンの組み合わせは評価高かったと思います。

就活の軸は成長性

– かなりいろいろ見られたようですが、どういった軸で就活されていたんですか?

始めのうちは、あまり軸は定めず色々見てたんです。
その中にメガバンクがあり、コンサルがあり、人材系がありと色々見ていました。

色々見てから整理し直し、僕は”自分に力が付き、成長できるか”を大切にしようと思ったんです。

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それを判断するために以下の2つの軸で企業を見ていました。

  1. 若いうちから大きな裁量を持って仕事ができるか
  2. これから大きくなる事が予見されているビジネスか
1. 若いうちから大きな裁量を持って仕事ができるか

資産運用コンサルティングでのインターンの中で、僕はかなりインターン生ながら大きな裁量を持ってい仕事をさせてもらっていました。

この環境がめちゃくちゃ楽しかったので、就職先の企業にも同様の環境を求めていました。

大手でありながら裁量を与えてくれそうな企業は、魅力的に映りましたね。

2. これから大きくなる事が予見されているビジネスか

平たく言うと、トレンドに乗ったビジネスをやっている会社か否かを見ていました。

インターンの経験を経て、社会に興味をもつようになり、就活期間は毎日朝起きてはモーニングサテライトを見て、夜はワールドビジネスサテライトを見てから寝るという生活でした。
もちろん駅で日経新聞やビジネス誌を買って読みまくってました。

なので、当時の世の中のトレンドはかなり理解できていた感覚があり、これから伸びるビジネスに携わりたかったんです。
そのほうが、どんどんビジネスが成長していけば僕の役割、影響力も大きくなるという確信がありました。

この軸で見ていった事で、いわゆる日系大手の伝統的企業から、いわゆるメガベンチャーのような、若手がどんどん仕事できると言われていた会社に絞っていった感じです。

新卒でCCC入社を決める

– なるほど。あまたある内定先の中から最終的にどのように意思決定をしたんですか?

結論から言うと、この時、最終的にはCCCに入社する事を決めました。
この会社が一番僕の重視しているポイントを満たせていると思ったんです。

CCCは事業会社でありながらデータを活用したコンサルティング事業もできる。

事業会社の側面としては、Tポイントカードが有名ですが、ちょうど当時はポイント戦争真っ只中でした。
その最先端で成長している会社がCCCだったんです。

更に、コンサルティング事業の側面としては、Tポイントのデータを活用した、小売店へのデータコンサル事業を持っていました。
当時はビッグデータが流行り始めた頃で、データドリブンでなにかソリューションを打ち出せる会社はこれからどんどん成長していくだろうと思われていました。

このトレンドに乗った成長性は僕にとって魅力的でした。

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– 成長性は高そうだったわけですね。裁量についてはどう判断されたんですか?大手企業は一般的に裁量が小さくなりがちと言われていますが。

おっしゃる通り、組織が大きくなると想定的に個人の影響力は小さくなります。
僕もその点は懸念していました。

なので、何度も人事に話を聞き、若手に積極的に仕事を任せてくれる文化があるかを確かめました。
人事の方も非常に真摯に向き合って僕のキャリアの志向を聞いてくれ、仕事の内容を丁寧に説明してくださいました。

親としても、CCC?ああTポイントカードの会社か!という感じで、田舎でも知られる大企業だったので、エリート志向も満たせた事もあり、入社意思を伝えました。

大学4年の6月の事です。

…でもやっぱり何事も経験しないと決められないな!と思い、バイトをさせてくれと頼んだんです。

内定者バイトの末…

– 内定者バイトというやつですね。

特にビッグデータに関心があったので、データコンサル事業を行っている事業部でインターンをはじめました。

大手のドラッグストアがクライアントで、年間で頂いている金額も非常に大きく、重要なプロジェクトでした。
毎月定例ミーティングがあり、そこでデータ分析の結果を踏まえて毎回何かを提案し続けないといけないという難易度の高い仕事です。

僕も2〜3回このミーティングに出させてもらいました。
先方の役員クラスが出席するミーティングに大学生で出させてもらえたのはいい経験でしたね。

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本当にいい会社、いい社員さんばっかりだったのですが、一つだけどうしても僕が気になることがありました。
それは、時間軸です。

データコンサルの方は大半がコンサルティングファーム出身の方で、新卒で入ってデータコンサルの仕事を任せてもらえるのは早くても30歳位。
若くしてどんどん仕事をしていきたかった当時の僕としては、遅すぎると感じました。

30蔵になったら自分でなにか一つ責任を持って事業を回していたいと思っていたので、このスピード感では満足できないと思ったんです。
最終的に、この内定者バイトを経て、エリート志向を追いかけて大手に行こうという考えが変わりました。

やはり大手は人が多く、物理的に仕事量が減る。
すると当然若くしてガンガン働く環境にはなりにくい構造にあるなと感じました。

また、大企業はやはりリスクを取れず、若手に任せると言っても結局はかなりリスクヘッジしているなと感じたんです。
若いうちは、なんだかんだ意思決定せずに逃げられてしまう。

それでは本当のビジネススキルがつかないと思いました。
やはり自分で責任を持って仕事がしたかったんです。

そして、大学4年の12月にCCCの内定を辞退する事を決め、再就活を開始しました。

CCCには非常に良くして頂いて、この得であった社員さんとは今でもいい関係性を築けていますが、僕のワガママでかなり申し訳ない事をしてしまったなと今となっては思っています…。
それでもやっぱり後悔したくなかったので、申し訳なかったですが意思決定をしました。

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再就活、Rettyと出会う

– !?卒業間近ですよね!?

そうですね。笑

この時期は、改めて就活しようにも、あまり募集している企業がないんですよね。
でも資産運用コンサルティングインターン経験と、CCCの内定者バイトの経験を比較すると、どう考えてもベンチャーに行きたいと確信がありました。

僕としては内定者インターンまでやって、考え尽くしたと思っていたので、ベンチャーで会える会社ととにかく会っていました。

手当たり次第ベンチャー企業が参加しているようなイベントに参加する中、リクルートが主催する起業支援プロジェクトに参加したんです。

学生50人:社会人50人で、将来起業したい学生が社会人と話すみたいなイベントでした。
申し込んでみたら潜り込む事ができて。

その中にたまたまRettyがいたんです。
イベントの後の食事会で、RettyのCFOと話し、”うちにきなよ”と誘ってくれたんです。

やっぱりやってみるまでは決めない

– それで決めたんですか?

いえ、その場では決めていません。笑

2月にCFOの紹介でRettyのCEOとランチをした際、”迷っているなら、とりあえず働いてみたら?”と誘われたので、またインターンみたいな形で大学4年の2月中旬から3月中旬まで1ヶ月フルコミットしたんです。

当時のRettyは6年目で、少しずつユーザーが増えてサービスが大きくなってきておりこれから収益化するぞというタイミングでした。

月間で400万UUくらいだったと思います。
※UU:Unique Userの略。特定の期間中にサイトを訪れたユーザの人数。PV(Page View)床となり、同じユーザーが何度訪問しても1UUとしてカウントする。

収益化に向けた営業の仕事を任せてもらう事になりました。

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結果が出ず焦る

– インターンの経験がめっちゃ活かせそうですね!

もちろん、鍛えられていたし、結果も出していたので自信はありました。

でも、かけてもかけても全く契約が取れなかったんです…。
当時Rettyはまだまだ小さいメディアだったので、営業の難易度が高かった事は事実です。
お客さんからしたら”なんの会社?”って感じでした。

そして、1ヶ月のインターンの予定だったのに、1週目0件、2周目も0件、3週目も…。

もっと簡単に契約取れると思っていたので、4週目に入り、焦りも最高潮でした。

そんな中、問い合わせが1件入り、たまたま僕が最初に見つけたんです。
当時のRettyのように小さいメディアで、お客さんから問い合わせが来る事はめちゃくちゃ稀なので、顧客からの問い合わせ案件は絶対落とせない最重要案件の位置づけでした。

なので、問い合わせ案件の場合は、必ず元リクルートのNo.1営業マンの先輩に引き継ぐ事になっていたんです。

一発逆転の秘策

– まさか…

はい。お察しのとおりです。
その案件をぶんどりました。笑

問い合わせをその先輩に引き継ぐ事を知らないふりをして、僕がアポイントを設定して会いに行く事にしたんです。
本来はその先輩のカレンダーを見て予定を組まないと行けないのに。

そして、素知らぬ顔でアポイントとりました!と報告しました。
当然ブチ切れられましたが。笑

でも最後には絶対獲得しろよ!と言って行かせてもらえたんです。
そして、無事案件を受注できました。

– すごいですね。ついに案件獲得。

更にそこから営業がうまくいって、ラスト1週間で駆け込みで3件契約を獲得したんです。
先ほどものと合わせて最終的に4件の案件を獲得した事になります。

実は後で知ったんですが、Rettyからしたら、1案件取れたらすごいねくらいの期待値だったらしいんです。笑

当然内定を獲得し、その後いろいろ考えたんですが、最終的にRetty入社を決めました。

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決め手は自分でやってみた事

– 最終的な決め手は何だったんですか?

やはり、この環境に身をおいたほうが伸びるし、自分自身が大きなインパクトを出せると実感し、確信できた事ですね。

Rettyは駆け出しのベンチャーであり、”自分がやらないとやばい”という危機感、責任感があり、それがとても心地よかった。

マジで自分が契約獲得しないと会社潰れるんじゃないかという、ヒリヒリした環境に飛び込んだほうが、当事者意識を持って仕事ができるし、めちゃくちゃ伸びそうだと思ったんです。

一方、大手だとどうしても、人数が多くて個々人の影響力は希薄化すると感じました。
自分がやらなくても誰かがやるし、そもそも新人にむちゃさせるようなリスクは取れない。

自分で事業を創り、大きくする中でインパクトを出す感覚が欲しかったので、スタートアップに行く以外の選択肢は僕の中にはありませんでした。

もちろん、Rettyのサービスコンセプトも好きでしたし、BtoC向けのメディアもちょうど増えていたタイミングであり、トレンドにも乗った今後拡大するビジネスだった事も大きかったです。

そして、最後の一押しが、入社直前3月に資金調達が決まった事です。
十数億円の資金調達が決まり、1年は絶対会社が持つので、なんとかなるなと。

これらが重なって、大学4年の3月後半にRetty入社を決断しました。

それでも、考え抜き、実際に体験して自分の中で比較しての決断だったので、悩みはなかったですね。

普通、大学4年の3月に内定辞退とかしないですよね。
でも、考え抜いて実際に経験してみて、それが最善だと確信していたんです。

何か、これで納得して決めたら後悔しないという、基準があると将来を決める意思決定も怖くなくなります。
僕の場合は、それが自分で体験し、実感する事だったわけです。

ちなみに、CCCの社員さんは本当にいい人たちばかりで、今でもたまに会う関係です。
もしかしたら、考え抜いた末の決断だったから、その後も関係を維持してくれてるのかもしれません。


#00:自分の存在意義を感じる喜び。大企業を蹴って選んだ新卒ベンチャーという選択肢
#01:学年唯一の東京志望。自分で道を切り開く
#02:”XXぽくない”。独自路線に生きがいを見出す
#03:就活無双するも、大手の内定を蹴ってRettyを選んだ理由
#04:挑戦し、結果を出し続ける。僕がベンチャーにハマる理由